いっしょに逃げてもいいんだよ。

先日のブログでもご紹介しました、
「いぬと、ねこと、わたしの防災 いっしょに逃げてもいいのかな?」展に
行ってきました。

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展示内容は、

◎災害が起こったときの3日間の行動シミュレーション

・自宅で一緒に被災
・外出時に一緒に被災
・外出時に別々に被災

考えられる3つの状況別にわかりやすく展示されていました。

災害はいつ何時起こるか予測できません。
もしかすると、ペットシッター先で災害が起こる可能性も。
そのとき、ペットシッターとして冷静に行動できるよう、飼い主さまと
防災についてあらかじめ一緒に考えておかなければな、と改めて思いました。
お世話内容のカルテの他に防災カルテをつくっておくとか…
具体的に考えてまたお知らせできたらと思います。

ちなみに、わたしは阪神淡路大震災のとき、関西に住んでいて、
地震のゆれで窓が勝手に開いてしまって(鍵だけかけていなかった)
当時一緒に暮らしていた猫がベランダに逃げてしまったことがあります。
4階だったのもあってすぐにベランダでつかまえることができましたが、
室内で一緒にいても予測できないことが起こるということを体感しました。

◎避難所におけるペットの生活空間

環境省でもペットの同行避難が推奨されていますが、正直なところ
わたしはずっと「同行避難」= 避難所で一緒に生活できる、もしくは避難所の
中(屋内)で人間スペースとペットスペースを分けて生活できる、この2択だと
思っていました。

なので、災害時にペット連れだと受け入れてくれない避難所がある、
という情報を目にするたび、うーん、まだまだ周知されていないのかな、とか、
少し違和感を持っていましたが、災害状況や避難所によって、同行避難でき
たとしても飼い主と同じ場所で生活できるとは限らない、ということを
今回の展示で改めて知りました。

知っておくことはとても大事。
それだけでも、避難所まで一緒に行って受け入れが難しい、となったときに
パニックにならず、どうすればいいか冷静に判断できるのでは、と思いました。

その他、

◎避難所における、ペット飼育者とペット非飼育者の声

◎いざというとき持っていきたい避難グッズの展示

◎「ペットと防災」をテーマとした、各分野のクリエイターによる
プロダクト、仕組みの提案

◎保健所の方や獣医さん、保護活動をされている方の同行避難についての見解

会場では、防災基本BOOK保存版「いっしょに逃げてもいいんだよ。」という
展示内容をコンパクトにまとめたパンフレットも置いてあります。

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今知りたいことがたくさん、ペットを飼っているひとも、
そうでないひとも、それぞれの防災について考えることができる、
充実した展示内容となっております。

お近くのかたは是非とも足をお運びくださいね!

いぬと、ねこと、わたしの防災
「いっしょに逃げてもいいのかな?展」

会期:2016年4月23日(土)〜2016年5月22日(日)
会場:世田谷文化生活情報センター 生活工房ギャラリー
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3F